【CrowdWorks】クラウドワークスの現状①タスク形式じゃ稼げない?想像と現実の違いを知る初心者ワーカー

【CrowdWorks】クラウドワークスの現状①タスク形式は稼げない?

CrowdWorks(クラウドワークス)で活動するノースキルおじさんの現状をお伝えするコーナー、今回は第 1 回目となります。

インターネット収入を得る手段のひとつとして CrowdWorks(クラウドワークス)に登録したノースキルおじさんですが、初心者ワーカーとして活動し、報酬獲得までの流れを体験したことで「ワーカーの理想と現実」のようなものが見えてきましたので、それについてお話していきたいと思います。

ワーカーとして働く環境はひとそれぞれ違うと思いますので、ここで書かれている情報がすべてではない…という前提で、参考程度にご覧ください。

タスク形式をメイン報酬源にするのは現実的ではない?

登録直後で実績が何もない、さらには、プロフィール欄に記載できるような特別なスキルもない状況で、いきなりプロジェクト形式の仕事を受注するのは難しいだろうと考えました。

そこで、まずは応募(受注)のハードルが低いタスク形式の依頼をメインにし、経験を積んだあとでプロジェクト形式の依頼に挑戦しようと考えていたのですが…。

結果的に、タスク形式をメインにするのは早々に諦めることになりました。

では、なぜタスク形式の依頼はダメなのか?

その理由について説明していきます。

1.時給換算は地獄?時間ロスが多すぎて非効率なタスク形式

タスク形式の依頼で最初に思いつくのが「アンケート」です。

まさに、誰にでもできる簡単作業の代表格で、全体の募集件数も多く、その内容も様々なものがあります。

「アンケート」は、作業時間が短いことがほとんどのため、納品を完了するまでの速度もめちゃくちゃ速く、一見するとかなり効率的に感じるのですが…問題は別の所にありました。

それが「依頼を検索している時間」です。

作業開始~納品までの時間だけで考えれば、圧倒的な速度で処理できるタスク形式ですが、検索時間などを含めた全体の時間で見ると、時間的なロスが目立ち効率は悪いと感じました。

自分がこなせる依頼が見つかるという保証もなく、また、1 時間あたりの作業数にムラが生じるため安定性に欠け、時間をかけた分だけ稼げる…というワケでもないのがツライところです。

2.報酬単価が低すぎる(低単価)

タスク形式のほとんどは前述した「アンケート」となると思いますが、誰でも簡単にこなせる半面、驚きの低単価(笑)を実現しています。

ノースキルおじさんが最初に受けたアンケート依頼の報酬額は「5 円」です。

そこから、CrowdWorks(クラウドワークス)悪魔の手数料(20%)を差し引くと、最終的な受け取り額は「4円」となりました。

このアンケート依頼を例にすると、仮に 1 時間で 100 件 の依頼をこなしたとしても、時給換算すると約 400 円の報酬額となります。

しかし、そもそも1時間で 100 件 の依頼をこなすのは現実的ではなく、検索時間、作業内容の確認、作業開始~納品処理など、1 件分を処理するだけでもそれなりに時間がかかります。

あくまでも私個人の感想となりますが、タスク形式の依頼は「低単価なのに、それを補うために数をこなすのも大変」という印象がついてしまい、早々に見切りをつけることになりました。

3.受注できる案件数が想定よりも少ない

タスク形式、そして、アンケート依頼の募集件数はかなり多いのですが、その中から「実際に自分が受注できる依頼」を探すとなると、実は意外なほど難しいことが分かりました。

例えばアンケートの場合は「クライアントが求めている回答」を用意する必要がありますが、当然、すべてのアンケートに回答することは現実的に難しいでしょう。

募集要項に「○○の方限定」などの条件が指定されていることもあり、自分がその条件から外れてしまう場合には、その依頼に回答する権利すら与えられないことになります。

「女性の方のみ」

「○○の仕事を経験した方のみ」

「○○の悩みを持つ方のみ」など…

このように、クライアントがターゲットを絞っている場合も多々ありますので、すべてのアンケートに回答するのが難しいことが分かると思います。

そうやって、自分がこなせる依頼を次々と絞り込んでいった結果…実際に受注できる件数はかなり少ないことに気が付いた…そんなところです。

めちゃくちゃ経験豊富な方であれば、もしかすれば、性別関連を除いたどのような条件指定にも対応できるかもしれませんが、自分のようなノースキルおじさんにとっては、タスク形式のアンケート依頼すらも満足にこなせないという厳しい現実を知ることになりました。

初心者ワーカーもできる?プロジェクト形式の「簡単作業」に応募

タスク形式に見切りをつけ「プロジェクト形式一本で活動する!」と心に決めたノースキルおじさんですが、スキルなし&実績なしの底辺ワーカーであるため、できることには限りがあります。

つまり、こちらもタスク形式同様に「簡単作業系」という、比較的ハードルの低い依頼からこなしていく必要がある…ということですね。

簡単作業系の中で、とりあえず自分が受注できそうなモノをまとめた結果…

  • 文字起こし
  • アンケート
  • データ入力
  • WordPress 記事投稿

この4つが候補にあがりました。

初心者ワーカーはとにかく「採用されるまで応募し続ける」ことが重要だと考えたため、とにかく複数の依頼に応募して採用されるのを待つという「物量作戦」で挑んだ結果、何とか数件の依頼を受注することができました。

文字起こしに関しては、そもそも募集自体が本当にあるのか?を確認できませんでしたが、それ以外の依頼については実際に体験することができましたので、その内容についてお話していきたいと思います。

1.文字起こし

AI 時代の今、文字起こしの需要は本当にあるのか?という疑問を抱きつつも応募を繰り返していたノースキルおじさんですが、結局、クラウドワークスでその疑問を解消することはできませんでした。

文字起こしの募集に複数応募してみたのですが、受注実績としては 0 件、応募したものは全て不採用という結果に終わりました。

AI による自動化や、文字起こし用のツールなども充実している現状で、文字起こしの依頼がある方がおかしい!と言われても納得できるレベルですが、正直に言えば、一度くらいは体験してみたかった作業ではあります。

文字起こしの依頼で気になったことがひとつだけあり、それは「詐欺案件?」のような依頼がかなり掲載されていることでした。

詐欺案件の特徴としては、以下のようなものがあります。

実際に目撃した怪しい案件の特徴
  • 相場よりも極端に高い契約(報酬)金額の依頼
  • 応募したらお断りメッセージがくる
  • 外部サイトや外部のメッセージツールに誘導される
  • 登録直後?で実績のないクライアント

まず、相場から大きく離れた、ありえないくらいの好条件で募集をかけているのが特徴です。

おそらく、相場を知らない初心者ワーカーをメインのターゲットにしていると思いますので、複数の依頼を確認して、応募する仕事内容の報酬額はどの程度なのか?を事前に把握しておく必要があります。

私自身もこの条件を確認したあと「すぐに応募しなければ!」と秒速で行動を開始し(笑)見事に釣られてしまいました。

応募したあとは、お断りのメッセージからの外部誘導という流れになります。

外部とは、CrowdWorks(クラウドワークス)を経由しないもの、つまり、直接ワーカーとクライアントを結びつけるようなもので、ホームページへのリンクを貼っていたり、LINE などのメッセージツールで連絡をするように誘導してきます。

事前の申告なしで外部の連絡手段を使う行為は、CrowdWorks(クラウドワークス)で明確な禁止行為とされていますので、契約せずにお断りからの外部誘導をしてくるクライアント(業者)はすぐに怪しいと気づくことができます。

ただ、私を含めた初心者ワーカーは、お断りメッセージがくるまでは怪しい案件であると気が付けないのも事実で、応募までは進めてしまうこともあるでしょう。

ただ、その後の行動が大事で、とにかく「お断りメッセージが来たら何もアクションをしない」ことを徹底していれば、特に何かの被害を受けるということはないと思います。

注意点をお伝えしておくと、登録直後で何も設定を行っていないようなクライアント、例えば…

「本人確認を行っていない」

「依頼の発注や達成率などの履歴がない(0 件のもの)」

「プロフィール画像が設定されていない」

上記のような特徴がある場合は要注意で、履歴から他のワーカーの評価などが確認できないクライアントには応募しないということも、詐欺案件などから自分を守るために重要な要素となってきます。

2.アンケート

タスク形式と同じく、プロジェクト形式でもアンケート依頼が掲載されていました。

私が実際に行ったのは「○○を読んで感想を聞かせてください」といったような、簡単に言えば感想文を提出する案件です。

タスク形式では 1 問 1 答のスタイルが目立ち、その場で思いついたことをサクサクと入力していける手軽さがありましたが、プロジェクト形式(私が受注した案件)の場合は少し難易度があがり、記事などの長文を読んだ後で、しっかりとした感想を返す必要がありました。

またタスク形式の依頼と違い「契約」という手順を踏む手間があることから、報酬金額が高めに設定されている場合でも、時間効率的な部分を踏まえると、メインの報酬源として考えるのは難しいと思いました。

ただ、この依頼はかなりバラエティーに富んでいるというか、募集しているジャンルがかなり多く、例えばマンガやアニメの感想を求められる案件もあるため、ひとによっては楽しく、しかも効率的に報酬を獲得できるかもしれません。

3.データ入力

データ入力の特徴としては、競争率がとても高く、数人の募集に対して2桁、3桁人の応募があるのが当たり前の状況となっています。

そのため、掲載されてからすぐに応募しないと、応募メッセージすら読んでもらえない可能性もあります。

そんな大人気のデータ入力案件ですが、あまりにも「低単価」なものがあることもひとつの特徴です。

もちろん、すべての依頼がというワケではないと思いますが、私が実際に受注したデータ入力依頼に関して言えば、時給換算したときの報酬額が…絶望的な低さ(笑)でした。

一応、実績のためと割り切り作業を行ってみましたが…ノースキルおじさんの要領が悪いということを加味しても、時給換算で 100 円未満の依頼があって良いのか?という疑問を持たざるを得ません。

これを毎日 10 時間、1 ヶ月継続して作業できたとしても…月収はお察しです。

4.WP記事投稿

絶対数こそ少ないですが、WordPress(ワードプレス)関連の依頼も掲載されているため、WP の操作経験がある方は、積極的に応募していきたいカテゴリになります。

特にアピールポイントのないノースキルおじさんにとっては救世主とも言えるような存在で、低単価、高競争率のデータ入力案件への応募で疲弊することなく、それなりに安定した依頼を受注できるのではないか?と考えました。

アンケート依頼などは悪質なクライアントが初心者ワーカーをターゲットにしていることも多いですが、WordPress(ワードプレス)関連の依頼の場合にはワーカーに求められる能力(質)も上がるため、他の簡単系作業に比べると、かなりまともな募集(作業内容、クライアントなど)が多い印象です。

ノースキルおじさんからWordPress(ワードプレス)を取ったら何も残らない…そんな危機感を持ちながら、気になったものはすぐに応募(連絡)してみるという攻めの姿勢を貫いたことで、幸運にもWordPress(ワードプレス)関連の募集で 1 件だけ、継続依頼を勝ち取ることができました。

ひとまずはこの、WordPress(ワードプレス)関連の継続依頼をメインの柱としてワーカー活動していき、実績を積んでいきたいと思います。

まとめ

もしも WordPress(ワードプレス)の運営経験すらなかった場合…ノースキルおじさんには、相当な地獄が待っていたと考えられます。

タスク形式のアンケート作業などは正直、やる時間がムダに感じてしまうレベルの低単価ですし、現時点で確認できるプロジェクト形式のデータ入力作業も同じようなことが言えます。

在宅ワーカーとして活動し、それなりの時間をクラウドワークスに費やせば…などという、事前の情報収集の段階で想定していた考えは「甘すぎた」という結果になりました。

それでも、WordPress(ワードプレス)の運営経験があったことで関連業務の依頼を受注することができ、結果としてそれが継続依頼にまで繋がりましたので、初心者ワーカーとしてはかなり幸運な方かもしれません。

単価(時給換算)としては決して高いとは言えませんが、クラウドワークスで安定した報酬を得るための第一歩を踏み出せたと感じています。

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