【ブログ開設】ネームサーバー設定でドメインとIPアドレスを関連付ける|DNS(Domain Name System)

ブログの作り方|DNS設定でドメインとIPアドレスを関連付ける

ドメインのアドオンとネームサーバー設定について解説します。

最近ではレンタルサーバー契約時にセットでドメインを契約できたり、また、クイックスタート機能を使うことで WordPress(ワードプレス)のインストールまで行ってくれるため、今後、手動(自力)で設定などを行っていく機会は少なくなるかもしれません。

しかし、実際に何をしているのか?どんな手順でサイト(ブログ)を立ち上げているのか?を知ることで、何かトラブルが発生した場合などに役立つ可能性がありますので、知識として覚えておいた方が良いのは間違いないでしょう。

複数サイトを立ち上げる場合や、便利機能が活用できない局面もあるかと思いますので、この記事を参考にして、一度は自分の手で設定を行ってみることをおススメします。

※この設定を行う前に「レンタルサーバー」と「独自ドメイン」の契約が必要となりますので、まだ契約していない方は↓コチラの記事を参考に、まずは環境構築から始めてください

DNS(Domain Name System)について

実際の作業手順を解説する前に、まずは DNS(Domain Name System)についてお話をしていきます。

独自ドメインの項目で、ドメインはインターネット上の住所であるというお話をしましたが、実際に住所の役割を果たしているのは「IP アドレス」という存在です。

その IP アドレスと、取得した独自ドメインを関連付けるための仕組みが「DNS(設定)」となります。

IP アドレスは、めちゃくちゃ桁数の多い、ただの数字の羅列です。

本来、サイト(WEBページ)にアクセスしようと思ったら、この「IP アドレス」を入力する必要がありますが、視覚的にサイト名などを判断・連想できないため、人間が管理するための仕組みとしては不適切であると言えます。

そのため、IP アドレスとドメインを関連付けるDNS(設定)を利用することで、見かけ上はドメインが住所の役割を担うことになり、私たちが視覚的に管理しやすくなる…ということですね。

DNS(設定)まとめ
  • 本来の住所は IP アドレス(数字の羅列)
  • IP アドレスでサイト管理?人類にはまだ早い(めちゃ不便)
  • DNS があればドメインが住所になります(めちゃ使いやすい)

ドメインのアドオンとネームサーバーの変更設定

ここから、設定方法の解説になります。

設定が必要な個所が 2 つあり、契約した「レンタルサーバー」と、ドメインを取得した「ドメインサービス」でそれぞれ別の作業が必要です。

①ドメインのアドオン(レンタルサーバーでの設定)

まずは契約したレンタルサーバーの管理画面から、ドメインのアドオンを行います。

今回は「mixhost(ミックスホスト)」を例に解説を行っていきますが、契約したサーバーによって多少手順が異なる可能性がありますのでご注意ください。

まずは「cPanel」のページへ移動します。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-02

mixhost(ミックスホスト) にログイン後、有効なサービスの欄にある「cPanel にログイン」をクリックします。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-03

cPanel 内に「ドメイン」という項目がありますので、そちらをクリックします。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-04

ドメインの管理画面に入りました。

ドメインを設定している場合はここに一覧表示されますので、登録済のドメインの確認と新規ドメインの登録もここから行うことになります。

新しくドメインを追加する場合は、一覧の右上にある「新しいドメインを作成」をクリックします。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-05

ここで行う手順は以下の通りです。

作業手順(ドメインのアドオン)
  1. ドキュメントルートを共有のチェックを外す(公式サイト推奨設定)
  2. 追加するドメイン名を入力
  3. 送信をクリック

「ドキュメントルート」と「サブドメイン」という項目にも入力欄がありますが、1 番上のドメイン名を入力することで自動追加されますので、特に意識しなくても大丈夫です。

ドキュメントルート(ファイルシステムの場所)は「ワードプレスのデータをどの場所に保存するのか?」という、保存先の指定となります。

設定についての詳しい解説は mixhost(ミックスホスト) のヘルプ&サポートページから確認できますので、気になる方は↓コチラをご覧ください。

→mixhost ヘルプ&サポート「ドメインの設定方法」

レンタルサーバー側での設定は以上になります。ドメインが複数ある場合は、ドメインの数だけ同じ作業を繰り返し行ってください。

②ネームサーバーの設定変更(ドメイン取得サービスでの設定)

次は、ドメインサービス側での作業になります。

今回は、私が契約している「ムームードメイン」での設定例をご紹介します。

基本的に必要な作業内容は同じなので、契約しているサービスによって大きく手順が変わることはないと思います。

それでは解説に入ります。

まずはムームードメインの管理画面にログインします。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-06

コントロールパネル(左側メニュー内)のドメイン管理から「ネームサーバ設定変更」をクリックします。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-07

取得済みのドメイン一覧が表示されました。

処理という項目に「ネームサーバ設定変更」とありますので、コチラをクリックします。

各ドメイン毎に個別で設定を行う必要があるため、複数のドメインを取得した場合は、ドメインの数だけ同じ作業を繰り返すことになります。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-08

他社のサーバー(GMOペパボ以外)にチェックを入れ、ネームサーバを設定します。

ここで入力するネームサーバ名は、契約したレンタルサーバー内で確認できます。

mixhost(ミックスホスト)を契約している場合、ネームサーバ名の確認手順は以下の通りです。

ネームサーバー名の確認手順(ミックスホストの場合)
  1. 上部帯メニュー内の「サービス」→「マイサービス」をクリック
  2. 契約中のサービスからステータス「契約中」をクリック
  3. 「パッケージ/ドメイン」の項目からネームサーバー名を確認
【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-09

mixhost(ミックスホスト)にログイン後、上部帯メニューの「サービス」から「マイサービス」をクリックすると、契約中のサービスが表示されます。

ステータスの項目にある「契約中」をクリックできるのでクリックしてください。

【ドメイン】レンタルサーバーとの関連付け|DNS 設定とアドオン-10

「パッケージ/ドメイン」の項目から、ネームサーバー名を確認できます。

mixhost(ミックスホスト)の場合、ネームサーバー1(ns1.~)とネームサーバー2(ns2.~)の 2 つを設定する必要があります。

契約しているサーバーによっては 3 つの場合もありますので、表示されている分を全て設定すると覚えておけば良いでしょう。

確認が終わったらドメイン取得サービスのネームサーバ設定変更画面に戻り、ここで確認したネームサーバー名を設定すれば作業は完了となります。

設定時の注意点

※実際に作業を行う場合は、ここで紹介しているネームサーバー名をそのまま設定するのではなく、必ず自分が契約したレンタルサーバーでネームサーバー名を確認・設定するようにしてください

まとめ

以上、ドメインのアドオンと、ネームサーバ設定についての解説でした。

レンタルサーバー側とドメイン(取得サービス)側でそれぞれ設定が必要ですが、作業自体はとても簡単なので、この記事を参考にチャレンジしてみてください。

さて、次はいよいよ「WordPress(ワードプレス)」をインストールし、本格的にブログ開設の環境を整えていきます。

興味がある方は↓コチラの記事もご確認ください

→WordPress(ワードプレス)のインストール

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました