
WordPress ブログを開設するためには「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」の契約が必要になります。
今回はその内のひとつ「独自ドメイン」に焦点をあて、取得方法や取得時のルールなど、事前に知っておきたい特徴についてまとめました。
「レンタルサーバー」については別の記事で解説を行っていますので、まだ契約をしていない方は↓コチラの記事もあわせてご確認ください。
独自ドメインとは?構成要素と取得時のルールについて
独自ドメインの構成要素や登録可能な文字列のルールなど、独自ドメインを取得する上で理解しておきたい特徴についてまとめました。
自分が欲しいドメインを取得するためにも、あらかじめそのルールを確認しておきましょう。
独自ドメインとは?
独自ドメインはその名の通り「独自」のもの、つまり、あなたがドメイン名を決め、登録し、所有している、あなた専用のオリジナルドメインとなります。
一方で共有ドメインというものがあり、あなたがドメイン名を決めたわけでもなく、登録もしていない、当然所有もしていないドメインですが利用は可能なもの、例えば無料のブログサービスやメールサービスなどが該当します。
ドメイン名は 2 つの要素の組み合わせで決まる
このブログ「じこぼうブログ」で使用している独自ドメインを例に解説すると、ドメイン名は 2 つの要素から構成されており…
①前半部分(セカンドレベルドメイン) →「jikobo」
②後半部分 (トップレベルドメイン)→「.com」
前半部分①は、取得時に自分の好きな名前(文字列)を登録できます。使用可能な文字列に制限はありますが、その中であれば自由な組み合わせが可能です。
後半部分②は、あらかじめ用意されているもの中から選択して決める形になります。
代表的なものでは「.com」「.jp」「.net」などがあり、選択できるドメインは全部で 1,000 種類以上もあります。
独自ドメイン取得時に登録可能な文字列のルール
まず、全ドメイン共通で「半角英数字」と「ハイフン(-)」が登録できます。
これらを組み合わせて、最大で 60 文字程度まで、自分の好きなドメイン名(文字列)を登録できます。
文字数の制限は想像以上に緩く自由度が高く見えますが、長い名前は見栄えも悪く、さらには覚え辛いというデメリットがあるため、基本的には短く分かりやすい名前を登録することが推奨されています。
取得するドメインの種類によって細かな違いがありますが、全ドメイン共通となる上記のルールを理解しておけば、ドメインを取得する際に困ることはないでしょう。
特殊なケースとしては「日本語ドメイン」があり、全角の「漢字」「ひらがな」「カタカナ」をドメイン名(文字列)に使用できます。
日本人にはとても魅力的に映るドメインですが、使用できないサーバーがあったり、ドメイン名と同じメールアドレスを作成できないなどいくつかのデメリットがあり、少し扱いづらい印象を受けます。
そのため、もしも日本語ドメインの運用を考えている場合には、しっかりとした知識を身に着けてから取得しないと後悔するかもしれません。
- 半角英数字とハイフン(-)の組み合わせでドメイン名を考える
- できるだけ短く、サイト名とリンクしたドメイン名にする
- 「.com」「.net」などの一般的なドメインが無難
- 日本語ドメインの取得はデメリットを理解してから
独自ドメインは世界で唯一のあなただけのドメイン
まったく同じ名前のドメイン(同一ドメイン)は存在せず、その所有者は必ずひとりだけというルールがあります。
このブログで使用している独自ドメイン「jikobo.com」は、私が所有している、世界でひとつだけのドメインということになります。
私以外の方が「jikobo.com」というドメインを所有(新規登録)することはできませんが、例えば「jikobo」という名前を使いたい!と考えた場合には「.jp」や「.net」など、後半部分を別のドメインにするという方法であれば「jikobo」を登録できる可能性が残されています。
優先するべきドメイン名が「①前半部分」なのか、それとも「②後半部分」なのかを、あなたが希望するドメイン名と照らし合わせて考えておきましょう。
独自ドメインの取得方法
私が利用しているドメイン取得サービス「ムームードメイン」を例に、ドメインの取得方法について簡単に解説していきます。
別のドメイン取得サービス、またはレンタルサーバー契約時にドメインを取得する場合でも、基本的にやることは同じです。
まだドメインを取得していない方は、ここで紹介する取得手順で予習してみてください。
※ムームードメインの登録方法については省略させていただきます

まずはドメインを検索します。
メニューにある「ドメインの取得」という項目から「ドメインの検索」をクリックします。

検索バーが表示されるので、ここにあなたが取得したいドメイン名(文字列)を入力してください。

ドメインの人気順は、現時点ではこのようになっています。
安定の一番人気は「.com」ですが、取得費用や更新費用も含め、どのドメインを取得するのがベストなのか慎重に判断しましょう。
※ドメイン価格は常に変動している状況です。契約時には必ず現在価格を確認しましょう。

できるだけ短いもの、かつ、サイト名とドメイン名がリンクしているものが推奨されています。意味不明な文字の羅列は避け、分かりやすく覚えやすいドメイン名を考えましょう。
すでにサイト名(ブログ名)が決まっている場合にはサイト名と同じにする、もしくは、どんなサイトなのかをドメイン名で判断できるものが理想となります。
このブログは「じこぼうブログ」というサイト名ですが、ドメインに「.blog」というものがあり、そちらで取得しておけば「jikobo.blog」となるため、サイト名とのリンクという意味ではより完璧だったかもしれません。
もしも○○ブログという名前のサイト名を考えているのなら「.blog」ドメインも候補に入れても良いかもしれません。
ドメインを取得する時はまず「サイト名とドメイン名を関連付ける」ことを意識しておきましょう。

ドメイン取得時の注意点を確認したところで、ドメインの取得手順に戻ります。
検索バーに取得する予定のドメイン名(文字列)を入力することで、対象のドメインが取得可能かチェックできます。
試しに「test-001.com」と入力し「検索」をクリックしてみましょう。

検索テスト用のため、かなり適当な文字列の組み合わせでしたが…結果はまさかの「取得できません」となりました。
「test」だけであれば取得できないのは納得ですが、数字を組み合わせてもダメというのが「.com」ドメインの人気の高さ、取得人口の多さを表しているのかもしれません。
さてここからは、希望のドメイン名を取得できなかった場合の選択肢について考えていきます。基本的には 2 つの選択肢から、どちらかを選ぶ形になるでしょう。
①ドメイン名(前半)を変更して再検索する
②別のドメイン候補から選択する(後半を変更)

下にスクロールすることで「test-001」を含めた別のドメイン候補を一括表示してくれます。
「.com」には特にこだわりがなく、絶対に「test-001」のドメイン名を付けたい!という場合、候補の中から取得可能なドメインを選択しましょう。
逆に「.com」のドメインが欲しい場合は、文字列の組み合わせを変更し、取得可能になるまで再検索を繰り返していくことになります。
つまり、ドメインの前半部分と後半部分のどちらを優先するのか?で、取得できるドメインが変わってきます。
取得するドメインが決まったらお申込みへをクリックし、取得手続きへ進んでください。
※住所、氏名、お支払い方法の入力が必要になります。取得するドメインサービスの手順に沿ってお手続きを完了させてください。
まとめ
独自ドメインの特徴、取得方法、取得時のルールについて解説しました。
これからドメインを取得する方の参考になればと思います。
独自ドメインを取得した後は、必ず完了しておかなければならない設定がありますので、↓コチラの記事もあわせてご確認ください。



